まだ可能!Windows 10 への無償アップグレード方法【2019年版】

アイキャッチ画像

登場から間もなく3年半が経ち、Windows 10が遂に「最も利用されているWindows」になりつつある中、同じくらいのシェアを未だに保っているのは、発売開始から10年が経とうとしているWindows 7です。

しかし、Windows 7を安全に使えるのも残りわずかです。Microsoftによるサポート終了が2020年1月に迫っているためです。

そうなってくると、Windows 10 に移行しなければならなくなる訳ですが、無償アップグレードキャンペーンは2017年いっぱいで完全に終了しました。ただ、実はWindows 7やWindows 8.1からの無償アップグレードは、2019年1月現在でも可能です。

この記事では、Windows 7やWindows8.1から、Windows 10に無償アップグレードを行う方法や、それに伴う注意点などを分かりやすくまとめたいと思います。

スポンサーリンク

予備知識

Windows 10 にアップグレードを考える上での予備知識をまとめておきます。

具体的な方法が知りたい方は、無償アップグレード方法へどうぞ。

アップグレード対象

お手持ちのPCがアップグレード可能かどうかは、以下の3条件すべてを満たしているかどうかで判断できます。

①現在利用中のOS

基本的には、以下のOSを正規ライセンスで利用中であれば、アップグレードが可能です。

過去に一度もWindows10 にアップグレードしたことがなくても、問題なくアップグレードできます。(手持ちのWindows 7 Professional で検証済み)

  • Windows 7 SP1
  • Windows 8.1

②システム要件

お手持ちのPCが、最低限Windows 10 を動かすことができるスペックを満たしている必要があります。

ただ、これはWindows 7 のシステム要件と変わらないので、①の条件を満たしていれば問題ないでしょう。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4028142/windows-windows-10-system-requirementsから抜粋

プロセッサ(CPU) 1GHz以上のプロセッサまたはSoc
メモリ(RAM) 1GB(32ビット)または2GB(64ビット)
ハードディスクの空き容量 16GB(32ビット)または20GB(64ビット)
グラフィックス カード DirectX 9以上およびWDDM 1.0ドライバー
ディスプレイ 解像度 800 × 600

③メーカー等のサポート対象

見落としがちなのが、メーカーがその機種でWindows 10 を使うことをサポートしているかどうかというポイントです。

メーカーのサポート外の機種でWindows 10にアップグレードしようとすると、正常にアップグレードできなかったり、仮にアップグレードできても不具合が発生したり、そもそもサポートが受けられなくなるなどの問題が発生する可能性があります。

これについては、「(メーカー名) Windows10 アップグレード対象」でググればすぐに分かりますのでチェックしておきましょう。

アップグレード前にバックアップをとる

万が一アップグレードに失敗してWindowsが起動しなくなったり、動作が不安定になっても元に戻せるように、重要なファイルはバックアップを取っておくことを強くお勧めします

どんな方法を使ってもよいですが、イメージバックアップがおすすめです。

イメージバックアップは、Windowsに標準搭載されているバックアップ機能で、Windowsがインストールされているドライブ(=Cドライブ)のほぼ完全なコピーを取ります。これを使えば、たとえ起動しなくなっても、Windowsをほぼ完全にバックアップを取った時点の状態に戻すことができます。

 

(イメージバックアップの方法を加筆予定)

 

無償アップグレード方法

アップグレード前に

万が一、アップグレードに失敗したときに備えて、重要なファイルのバックアップを取っておくようにしましょう。

MediaCreationTool のダウンロード

以下のURLにアクセスして、Windows 10 アップグレード用のアプリケーションを入手します。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

MediaCreationToolのダウンロードページツールを今すぐダウンロードをクリックして、MediaCreationToolをダウンロードします。

アップグレード作業

①ダウンロードしたMediaCreationToolを起動します。

 

②しばらく待つと、利用規約の確認画面が出るので、同意するをクリック

MediaCreationToolのライセンス条項確認画面

 

③しばらく待って以下の画面に切り替わったら、このPCを今すぐアップグレードするを選択して、次へをクリック

MediaCreationToolの実行操作確認画面

 

④「Windows 10 をダウンロードしています」「Windows 10 のメディアを作成しています」「更新プログラムをダウンロードしています」という流れで画面が切り替わっていくので、しばらく待つ

 

⑤Windows 10 の利用規約が表示されるので、同意するをクリック

MediaCreationToolのWindows10利用規約確認画面

 

⑥「更新プログラムをダウンロードしています」「インストールに必要な作業を確認しています」という流れで画面が切り替わっていくので、しばらく待つ

 

⑦場合によっては、ここで以下のような画面が表示される場合があります。

 その場合は、表示される指示に従います。

MediaCreationToolの作業内容指示画面

確認をクリックすることで、強制的にアップグレードを続行することもできます。※1これは、不具合の原因になることもあります。例えば、Microsoft Security Essentials をアンインストールしないでWindows 10にアップグレードした場合に、Security Essentials をアンインストールできなくなることがあるという症状が報告されています自己責任の上、実行してください)

この画像の例だと、Microsoft Security Essentials という、Windows 7標準搭載のセキュリティソフトをアンインストールするように促されています。Windows 10 では動作しないためです。(代わりに、Windows Defenderというセキュリティソフトが標準搭載されています)

アンインストールは、手動で行う必要があります。スタートメニューのコントロールパネルをクリックし、プログラムのアンインストールからアンインストールを実行します。

Windowsの「プログラムと機能」画面

アンインストールが完了したら、MediaCreationToolの画面に戻り、情報の更新をクリックします。

 

⑧アップグレードの準備が整いました。インストールをクリックすると、Windows10へのアップグレードが始まります。クリックすると、インストールをキャンセルすることはできないので注意してください。

アップグレードには時間がかかります。(私の環境では、30~40分ほどかかりました)

MediaCreationToolの最終確認画面

 

⑨アップグレード中は、何回か再起動を繰り返します。最終的にWindows 10 で起動すれば、アップグレードは完了です!

Windows 10 のロック画面

Windows10 の「システム」画面

注意点など

Windows Update の確認

アップグレードが完了したら、Windows Update を確認して、Windows を最新の状態にしておきましょう。

アップデートの確認は、「設定」アプリの「更新とセキュリティ」ー「Windows Update」の、更新のチェックボタンから行えます。

Windows10 の 更新プログラム確認画面

「ファイルの関連付け」のやり直し

ファイルの関連付けとは、動画・写真・テキストファイルなどを、それぞれどのアプリで開くかという設定です。

アップグレードすると、どうやらこの設定がリセットされるようです。

ファイルの関連付けは、「設定」アプリの「アプリ」ー「既定のアプリ」から行えます。

Windows10 の「既定のアプリ」画面

Office アプリケーションの不具合

Windows 10 にアップグレードしたPCでは、「Office が起動しなくなる」「Office のライセンス認証が外れる」などのOffice関連の不具合がよく起こるようです。

Officeが起動しなくなった場合は、再インストールか、オンライン修復を実行することで起動することができるようになります。

オンライン修復を実行するには、「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」画面から、Officeの欄を右クリックし、「変更」「オンライン修復」を選択します。

スポンサーリンク

脚注   [ + ]

1. これは、不具合の原因になることもあります。例えば、Microsoft Security Essentials をアンインストールしないでWindows 10にアップグレードした場合に、Security Essentials をアンインストールできなくなることがあるという症状が報告されています

あわせて読みたい

448件のフィードバック

  1. キン より:

    win8から、10プロにアップできました。参考になり助かりました。

  2. とら より:

    7からです。3回目で出来ました。ちゃんとやりましょう。私もあー大体こんな感じでやったら失敗しました。時間は6時間くらいはかかります。スレ主に感謝します。

  3. 小林 より:

    2020.10.25 7→10に無事アップデートできました。
    会社のPC管理しているのでここのサイトにとんでもなく感謝しております。
    ありがとうございます。

    • 某システム より:

      すいません。アップグレードそのものは出来ますが、ライセンス認証は出来ていますか?
      当方ではライセンス認証が出来ていない状態になります。MediaCreationTool2004使用。
      ※windows7pro、windows10ダウングレードモデルではない。過去のアップデートも未実施。
      windows10ダウングレードモデルでは、アップグレードすると認証済みになりました。

  4. みゃ より:

    2020.9.15 7→10に無事アップデートできました。
    ちなみに⑦のアンインストールのところでは、「確認」を押して強制的にアップグレードすることができると書いてあったけど、私の場合は2つアンインストールする指示が出て、「確認」等の表示は無く、手動でアンインストールしなければ、その先へはどうにも進めなかったです。

  5. より:

    何年も使っていなかったNECのLaVie L娘のPCを譲り受けここで教わった方法でWindows8.1から無事にWindows10へ移行できました貴重な教えをありがとうございました!

  6. 山本山の海苔 より:

    昏睡中だったWindows vistaがクリーンインストールでWindows10にスーパーアップグレードできました!
    かかった経費はキーとDVD購入の1,500円ほど。
    (2020.9.12現在)

  7. 勝田 道也 より:

    ウインドウズ7から10に変更

  8. 15才無職 より:

    2020年8月15日現在、Windows10にできました
    参考にさせていただきました、ありがとうございました
    この無料アップデートいつまでできるんだろう…

  9. たんたん より:

    2020年7月22日、Windows10になりました!
    2万円得しました!感謝です!
    ありがとうございました。

  10. anonymous より:

    最新の版で実施してみました。
    DELLのWindows7初期型で32bit のものでした。
    ・いきなり64bit 版へのバージョンアップはダメ
    PCが64bitで動作するのに、残念だったのでISOメディア作成してインストールすると、
    「0xc004f213」のエラーで認証されませんでした。
    ・リカバリCDでWin7に戻してまずは32BITでバージョンアップ
    これは問題なしでした。ライセンス認証もされている状態となりましてOKです。
    メモリーなどの空きはちょっと残念な感じだったので、再度64BITで導入しなおしすることに。
    ・64ビットにして初期インストールに成功
    一度認証が通れば問題ないだろうと思っていましたが、予想の通り。
    無事にインストールされました。メモリーの状態も改善され、良い感じになりました。

  11. 海老名昭夫 より:

    無事アップデイト出来ますように

  12. より:

    15000円払わずに済みました!

  13. まーたん より:

    急遽AIデータを一部編集する必要に迫られてイラレのインストールを試みた所、Win8.1はサポート対象外であることを知り救済措置も見付からず、OSのアップグレード方法を調べているうちにココへ辿り着きました。長い道のりでした(汗

    OSアップグレードとイラレのインストールは無事完了し、編集を済ませたAIデータを返送していち段落したところです。
    こちらのサイトが見付からなかったらOS購入(要2万円弱)していたでしょうからとても助かりました。
    記事を書いて頂いたこと、その記事を残しておいてくれたことに御礼申し上げます。

    後ほど、アドビシステムズ宛に改善要望(デザインツールを扱うベンダーとして『HPのサイト構成が煩雑』なのは如何なものでしょうか?)を送らせて頂くつもりですが、一言だけ言わせてください…

    フォトショなんて意地でも使ってあげないんだからね!!!

  14. まつえ より:

    2013年製のWin8.1ノートにインストールが出来ました。
    貴重な資料を見せて頂きありがとうございました。

  15. otrimf より:

    windows 7 home マシンは、NECのVN770/BS6です。2020.6.15に、win10にアップグレードできました。
    2020.3月に数回トライしたのですがエラーが出たため、今回はOffice365をアンインストール後に実施したところ成功しました。

  16. まな より:

    アップデート出来ませんでした。そして、元の状態にも戻す事が出来ませんでした。
    ここの情報は、ガセです。出来たコメントも、嘘です。
    こんなサイトが、多数ありサクラがあたかも上手くいったかのようにkpめしています。
    注意してください。

    • Bb_beat より:

      まなさん
      ご自身のPC環境を記載した上で、どの状態でインストール
      が止まったとか出来ないとか詳しく書かないと解決にはなりませんよ。

      少なくとも私の環境では、このサイト情報でインストール出来ました。
      自作PC Win7 64bit版からです..
      注意点はドライバの更新を全て行いました。

  17. 菅野守雄 より:

    7から10へアップグレード試したが途中で元に戻ってしまいました。型番pc-LS350cs2ks  製造番号 0x000541a nです 購入は2011.2.3で 2016.1.31にハードデスク交換  古くてダメなのでしょうか教えてください。

  18. チッパー より:

    Windows8.1から10に購入したDVDでバージョンアップを試みたが何度も途中で失敗の繰り返し 途中での取消が出来ず泣く泣くリカバリで対応してきた、このサイトを知り 試すと1回でアップデートできました。感謝 感謝2020/05/26

  19. まつもと より:

    2011年製のノートW10にアップできました。いつも参考にしてます。

  20. しん より:

    Windowsセットアップの更新プログラムのダウンロードが46%からなかなか進まないのですが一度削除をしてもよろしいでしょうか。
    そこまでは比較的スムーズに進んでいたのですが、、、何か対処法を教えていただけますと幸いです。お願いいたします。

  21. みぃ〜 より:

    非常にわかり易く、無事アップデート終わりました!
    無償で出来るとは知りませんでしたので、感謝です!

  22. 井関 より:

    8.1から10への無償は2020.4.4日現在でもつづいていますか?
    誤って10のOSを消滅(工場出荷の画面で確認しました オペレーション システム ノット ファウンド)
    してしまいました。アドバイスを下さい。

  23. ぷーるらいだー より:

    Windows7pro 2台 2020.3.13現在で10へ無事アップグレード出来ました!有益な情報有難うございました!

  24. たこっち より:

    無事アップデートできました。
    大変参考になりました。

コメントを残す

質問・感想などお気軽にどうぞ。
*が付いている項目は入力必須です。メールアドレス以外の項目が公開されます。
スパム防止のため、コメント反映まで少々時間がかかります。